女性社員研修アシスタントで、思い出した情熱

皆さま、ごきげんよう！
秋も深まり、そろそろ紅葉の話題も挙がるように
なってまいりました。

気温の寒暖差が激しい毎日、
どうぞ、ご自愛くださいませ。

さて、最近、ご縁をいただいて、
とある企業さまの女性リーダー研修の
お手伝いをさせていただいて参りました。

今回のテーマは「コーチング」。
コーチングがまだ日本で今ほど知れわたって
いないときからコーチングに、たずさわられている
”日本で最も古いコーチ”と、自認されている
近藤真樹コーチが講師を担われました。
コミュニケーションとは？から始まり、
コーチングの代表的なスキルなどを
レクチャー、エクササイズ、シェアの３つの行動で
学びを深めていかれます。
私は、グループワークを実施する際の
グループコーチとして、関わりました。

100人近くのグループを率いる方も複数
受講されて、チーム内のコミュニケーション
について、熱心に取り組まれていました。

私の経験での話にはなりますが、
企業研修に参加される方には、
「仕事が忙しいのに、なんで研修なんか
受けなくちゃならないんだよー！」
と、消極的な姿勢の方がチラホラいらっしゃいます。

でも、今回の研修に参加される方は、全員
積極的で、目がキラキラしているのが、
とても印象的でした。

「皆さん、とても意欲的で、感動しています！」
と、研修を社内で提案されたご担当の方に
率直に伝えました。

男性の管理職が多い社内で、今まで女性が
教育を受ける機会が少なかったのだけれど、
自分たちも育成されるという事が、意欲に
つながっている。

という意味のことをおっしゃいました。

ホント、皆さん水を得た魚のように
イキイキと学びを深めていらっしゃる
ご様子です。

ああ！時代は変わった！
会社が、女性をリーダーとして
教育をしてくれる
時代になったんだ！

そして、ふと、会社員時代だった
私を思い出しました。

私は、大学を卒業後、大阪にある旧財閥系企業に
総合職のSEとして採用されました。
男女雇用機会均等法という法律の言葉が
先走りをして、実際の運用は、まだまだ
だったように思います。

経営層や管理職は、すべて男性。
結婚をして仕事を続ける
女性社員に対して、当時の管理職は、
どのように接してよいのか、
わからなかったのかも知れません。

ふとした言葉がけや、態度、
仕事の任せ方や育成方針についても
同期の男性との差を感じておりました。

「主婦なんだから、そこまで任せられないな。」
「お子さんの予定は？」
「外部研修は、お金がかかるし、いつ辞めるか
わからない女性には、受けさせられない。」

と、いう言葉が私の耳に残っています。

おそらく、彼らの配偶者は、
寿退社をしているので、未経験ゾーン
だったことでしょう。
「なぜ、女性が結婚、出産後まで仕事を
続けるのか？」
ということへの想像力が
働かなかったのでしょう。

いま、思えば・・・私に対する評価が、
「結婚した女性で、いつ会社を辞めるかわからない人」
という要素だけではなく、
「業績からも限られた原資のなかでは、育成の対象外」
ということだったのかもしれません。
しかし、育成方針が同期の男子と平等ではない理由を
上司に確認した際は、
「あなたは、主婦だから」
という言葉が出ていて、それが強く残ってしまっております。
（私の中に、認知の歪みもあることをお含みください。）

「もっと新しい技術を知りたい！」
「ずっと働きつづけられる経験をしたい！」
「後輩の育成にも関わりたい！」

と、渇望していたことを思い出します。

常に学び続けて、自分が社会に生き続けるので
あれば、会社員という立場では、限界を感じ、
フリーランスになりました。


ああ！
私は、働く女性が学び続けられる
環境を創りたかったんだ！

忘れかけていた情熱が
ふつふつとわいてきました。

もしかしたら、私自身、
かつての自分の心に疼きがあり、
何かしらの感情を丁寧に見つめ直す
必要があるのかもしれません。

でも、私の情熱の源泉になっているんだと
感じました。

家に帰って、家族にこのココロの経緯を
共有しました。

「いまどき、男だから、女だから
と、言っているのは、古いよ。
20代の人は、男女の違いを感じずに
働いているし、勉強しているよ。」

とのこと。
それは、それで、めでたいじゃないか🎵

しかし、旧態依然とした組織の中で
窮屈さを感じている女性たちも
いらっしゃるのも事実。

そんな人たちが、希望を持って
伸び伸びとキャリアを続けられることが
「当たりまえ」となる日が近い将来
来ますように✨✨

壁打ちカジュアルミーティングにて、
「こんなことを知りたい！学びたい！」
というリクエストを募集しています。
コメント欄に、どんどん書いてくださいね。